洞雲山の夏至観音
小豆島八十八ヶ所霊場第1番札所「洞雲山(どううんざん)」では、夏至を挟んだ前後50日間だけ、お堂入口の岩肌に「夏至観音」が日光で浮かび上がります。観音様を拝むことができるのは、晴天の日の午後3時頃のみ。しかも数分で消えてしまうことから、ありがたい御姿を一目見ようと、毎年お遍路さんが大勢訪れます。
碁石山
ご本尊である浪切不動明王の周りを3回まわると願いが叶うと伝えられている「碁石山(ごいしやま)」は、小豆島八十八ヶ所の第2番札所。山頂に立てば、眼下には醤の郷の町並みと、その先に瀬戸内海の島々を一望できる絶景スポットになっています。
清瀧山
小豆島八十八ヶ所の中でも最高峰の第14番札所「清瀧山(きよたきさん)」。本堂前に横たわっている「金剛触菩薩」に触れると、心身の悩みにご利益があるといわれています。本堂につながる螺旋階段も、岩山の洞窟を探検するようなワクワク感があって楽しい!
佛谷山
幸せを呼ぶ「エンジェルロード」を一望できる小豆島八十八ヶ所第41番札所の「佛谷山(ぶっこくさん)」。ご本尊は薬師如来で、その昔、行者達が本堂のある岩窟で柴を炊き、病人たちを温めて病を癒したことから、病気平癒や健康祈願にご利益があるほか、岩から浸み出す薬師水が薬になるといわれています。
長勝寺奥之院 西之瀧
小豆島八十八ヶ所第42番札所に数えられる「長勝寺奥之院 西之瀧(ちょうしょうじおくのいん にしのたき)」は、その昔、弘法大師が悪事を働いていた龍を壺に閉じ込めたという言い伝えがあり、岩窟からはその龍が約束した「滝水」が湧き出しています。巡礼者無形に護摩祈祷も行われます。
宝生院
小豆島八十八ヶ所第54番札所「宝生院(ほうしょういん)」の境内には、応神天皇お手植えによるものと伝えられる樹齢約1600年を超える真柏(しんぱく)の巨樹があります。幹の周囲約16.6m、樹高約20mにも及ぶこの老巨樹が放つ神秘的な力にふれれば、生きる力がみなぎってくるでしょう。
江洞窟
小豆島八十八ヶ所第60番札所の「江洞窟(ごうとうくつ)」は、その昔、弘法大師が洞窟に悪魔を封じ、弁財天を祀ったのが始まりと伝えられています。大師堂のある岩壁には、梵字の「あ」が刻まれた玉石があり、ひときわ強いパワーを放っているとか。
瀧湖寺奥之院笠ヶ瀧
小豆島八十八ヶ所第72番札所の「瀧湖寺奥之院笠ヶ瀧寺(りょうこうじおくのいんかさがたき)」は、そそり立つ断崖絶壁に本殿がある山岳霊場です。鎖づたいにその険しい岩肌を登っていけば、本殿の入り口にあたる神秘的な岩穴にたどり着きます。「幸せくぐり」と呼ばれるこの岩穴をくぐれば、汚れが落ち、生まれ変われると伝えられています。