身支度ガイド

ひとつひとつのアイテムをご紹介

服装も専門用具も、様々。
身につける物も、持ち物にも意味がある!
知っているのと、知らないのとでは、参拝に対する気持ちの入り方も違います。
参拝の前に各用品の扱い方や意味も頭に入れておきましょう。
白衣(びゃくえ・はくえ)、笈摺(おいずる)
白衣(びゃくえ・はくえ)、笈摺(おいずる)

遍路を自覚し、俗世を離れた心の浄化を象徴する浄衣。

背中には弘法大師を慕う意味合いの「南無大師遍照金剛」

「同行二人」が書かれています。

長袖(白衣)と袖なし(笈摺)があるので季節によって

選ぶとよいでしょう

菅笠(すげがさ)
菅笠(すげがさ)

梵字と「同行二人」、それに仏教の宇宙観を表す

「迷故三界城」「悟故十方空」「本来無東西」「何処有南北」という言葉が書かれています。

弘法大師を意味する梵字が正面にくるようにかぶり、お堂の中やお坊さんの前でも、取らなくてよいものです

金剛杖(こんごうづえ)
金剛杖(こんごうづえ)
弘法大師の分身といわれる大切な道具。
心をこめて取り扱い、宿についたら、まず杖先を洗い拭き床の間に立てて合掌しましょう。また、弘法大師が巡礼の際、橋の下で野宿していたことから、眠りを妨げぬよう、橋の上では杖をついてはいけません。
輪袈裟(わげさ)
輪袈裟(わげさ)
袈裟を簡略化したもので、礼拝の正装具です。
巡拝しやすいように首から掛けるようになっています。
白衣や笈摺の上から首にかけ、食事をとる時やお手洗いの際には、必ず取り外すようにしましょう。
ろうそく
ろうそく
本堂と大師堂で読経する前にお供えします。
闇に閉ざされた迷いの世界を照らし、仏様の知恵の光を授けてくれる、ろうそくの灯り。
後から灯す人のために奥から立てていくようにし、他人の業をもらうといわれる、もらい火はタブーです。
線香
線香
本堂と大師堂で読経する前にお供えします。
仏様を香りでもてなし、徳をいただくための作法です。
1回の参拝につき密教を表す「身・口・意」、
あるいは「現在・過去・未来」「ご先祖様・自分・子孫」
などの意味をもつ、3本を立てるのが一般的です。
仏前勤行次第(ぶつぜんごんぎょうしだい)
仏前勤行次第(ぶつぜんごんぎょうしだい)
四国遍路専用の経本。
般若心経や十三仏真言、ご本尊真言、光明る真言などが記載されています。
お経を唱える時は、暗記していても両手に経本を持って読むことが、正式とされています。
念珠(ねんじゅ)
念珠(ねんじゅ)
お遍路では真言宗用の数珠を使うのが一般的とされています。
煩悩の数である108個の珠が連なっており、礼拝道具としてだけでなく、厄除けの役割もあります。
右手の中指・左手の人差し指にかけて三回ほどすりあわせた後、左手にかけ直して読経します。
納札(おさめふだ)
納札(おさめふだ)
巡拝の証として、各札所に置かれた納札箱に納めるほか、裏面に名前や住所を記入できるので名刺がわりにもなります。
巡礼の回数によって色柄が異なり、1〜4回は白、5〜7回は緑、8〜24回は赤、25〜49回は金、そして100回以上は錦と6種あります。
納経帳(のうきょうちょう)
納経帳(のうきょうちょう)
参拝の証として、墨書きや御朱印をもらうための帳面。
サイズや装丁の色柄、中面もイラストや写真が入ったものなど
さまざまなバリエーションがあるので、好みのものを選んでください。
参拝者の多くが、納経帳とともに巡礼しており、「極楽浄土へのパスポート」として幅広く認知されています。
上級者になるほど、道具を揃える楽しみも
略式から正装へ。
何度かお遍路を経験して、自分のお遍路スタイルを確立しましょう。
手甲(てっこう)・脚半(きゃくはん)
手甲(てっこう)・脚半(きゃくはん)
正装のときに身につけるアイテムです。
体温調節や日焼け、虫除けなどになるので歩き遍路の方にはおすすめです。
また、全身を白くすると、遠くからでも目立つので交通安全にもひと役かってくれます。
頭陀袋(ずたふくろ)
頭陀袋(ずたふくろ)
納経帳や経本、念珠や納札など、参拝に必要なアイテムを入れるための専用バッグです。
デザインやサイズはさまざまあります。
参拝時、なにかと手を使うので、両手が自由になるショルダータイプは重宝します。
持鈴(じれい)
持鈴(じれい)
浄土の天音楽を模していて、煩悩を取り払い心を浄化してくれるといわれる鈴の音。
お遍路では上級者向けの道具で、読経をする時に、経文の節ごとに振って鳴らし、句読点の意味をもたせます。
御影帳(みえちょう)
御影帳(みえちょう)
各札所で納経した際にいただく御影をファイリングするための帳面です。
御影は各札所のご本尊が描かれた貴重なお札。
お札自体は、きれいに保管できる帳面があると便利です。