お遍路とは

お遍路の基礎知識、始める前にぜひご一読を

時代とともに変化するお遍路のスタイル
弘法大師が42歳のときに四国霊場を開いたといわれています。
お遍路の始まりとしては、衛門三郎という人物が四国で修行していた弘法大師の後を追ったという説や高弟が弘法大師の入定後、師の足跡を遍歴したのが始まりとされる説がありますが、はっきりしたことはわかっていません。
平安時代から安土桃山時代にかけて、四国遍路に出かけたのは主に修行者で、一般の人の巡礼が目立つようになったのは江戸時代になってからです。高野山の僧である真念が執筆した四国遍路のガイドブック『四国辺路道指南』が、お遍路の大衆化へ導いたようです。
近代になって交通機関が発達すると、信仰心による修行の巡礼から、観光という遍路の新しい一面が生まれました。
そして現在、巡礼者の世代は幅広くなり、先祖供養や家族の健康祈願、自分探しのためと、その目的もさまざまになりました。
知れば納得、お遍路ならではの言葉の語源
古来、巡礼者がお寺を参拝した際に、
木製や銅製の納札を柱に打ちつけていたことに由来して、
お寺を札所、また札所を巡ることを「打つ」といいます。
お大師さまとともに、歩む遍路の道
お遍路さんが身につける菅笠にも書かれている「同行二人」。
この「同行」は、同朋の行者……、つまり弘法大師のことを指します。
道中、弘法大師がともにいて守ってくれているというのが、四国遍路の特徴です。
お遍路さんと地元の人をつなぐ、感謝のバトン
地元の人が、巡礼者に食べ物や飲み物などを施す無償の行為のことです。
疲れをいたわる支援の気持ちと、
自分の代わりにお参りしてくれてありがとうという気持ちも含まれています。
お接待を受けた場合は、ありがたく受け取るのがマナー。
「南無大師遍照金剛」を3回唱え、自分の納札を1枚差し上げましょう。