必見必食! ときめきグルメ 高松市

新店舗が続々オープン「うみまち商店街」

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高松の台所を支える「高松中央卸売市場」。生鮮食品を扱う青果棟や水産物棟は、通常一般客は入場できませんが、その隣にある「関連商品売場棟」は利用OK。長らく美味しいお店がある穴場として知られてきました。しかしここ数年、ニューショップが続々とオープン。「うみまち商店街」という新しい愛称とともに、新たな観光スポットとして注目を集めています。今回は昨年後半以降にオープンしたお店を巡ってみました。
最初に訪れたのは「麺屋 浜堂(はまんど) 高松中央卸売市場店」。三豊市の人気ラーメン店「はまんど」の姉妹店です。
店舗はカウンターのみというシンプルな作り。朝8時から開いている朝ラーメンが楽しめるお店ですが、開店と同時に行列ができるほどの人気ぶりです。
メニューは「中華そば」「はまんど」「煮干そば」の3種類。店主イチオシは写真の「中華そば」で、豚骨清湯とイリコの旨みがたっぷり入ったスープと細麺の相性が抜群。スープはコクがあるのにスッキリしていて、思わず全部飲み干してしまいます。また低温調理されたチャーシューも柔らかくジューシー。洗練されていながらどこか懐かしい味は、リピーターが多いというのも納得の仕上がりです。

「はまんど」は肉系と魚介系のダシが織りなす濃厚なスープに、モッチリした平打ち麺が特徴の看板メニュー。「煮干そば」は、讃岐うどんのダシに欠かせない伊吹島のイリコが香り立つ1杯。何度も通って全部食べてみたくなりますね。
次は「マルシンプリン 市場店」。三木町の老舗製菓会社「マルシン」が手がけるプリンの専門店です。
商品は「バニラプリン」1種類のみ。こちらも大人気で、閉店を待たずに売り切れてしまうことも多いそう。
人気の秘密は、最高品質と名高いマダガスカル産バニラビーンズと北海道産の生クリーム。鞘入りのバニラビーンズそのものを使っているため、バニラの香りが鮮烈です。さらに生地に生クリームを加えることでとろける口当たりを実現しているそう。初めて食べた人は、一口食べるとそのなめらかな食感に驚きます。
3軒目は「46Harbor(よんろくハーバー)」。スープと雑貨のお店です。
スープは5種類。定番のカレー、小松菜と豆乳、キムチチゲ、スパイシートマトと、週末限定の週替わりスープ。具だくさんで、野菜がふんだんに入ってヘルシー。器も大きくボリューミーで、女性ならお腹いっぱいになります。写真のカレーと小松菜と豆乳のスープは優しい味。キムチチゲ、スパイシートマトも少しピリ辛ですが、強烈な辛さではありません。週替わりスープはお店に行ってみてのお楽しみ。スープはすべて追加料金なしでリゾットにすることもでき、テイクアウトもOKです。またスープのお供には、高松市の移動パン店「ナナブンノハチ くち~な」から毎朝届くコッペパンをどうぞ。
こちらのもう1つのおすすめが、スープの器にも使われている沖縄陶器やガラス製品。壁にはオーナーが自ら沖縄までおもむいて仕入れてきた、選りすぐりのアイテムが並んでいます。
目を引くのは、透き通った青とひび割れたような白が、南国の海の波打ち際を連想させる「うるま陶器」の食器。グラスの中の泡が、海中を漂う泡を思わせるのは「煌(きらめき)工房」の琉球ガラスのグラス。また珊瑚土(さんごつち)を溶融させることで、独特のひび割れ模様と手触りを表現したグラスは、琉球ガラスの名工・稲嶺(いなみね)氏の作品です。そのほか、香川県内在職作家のアクセサリーなども販売しています。どの商品も一点物なので、お気に入りを見つけたら早めに購入しましょう。
4軒目は「韓屋仁(かんやじん)市場」。韓国のお惣菜と漬物のお店です。店頭のケースの中には、様々な自家製キムチでいっぱい。店主のキムさんがお婆ちゃん直伝の手法で作る本場韓国のキムチは、昆布とイリコのダシが効いていて、旨味が強いのだそう。
イチオシはオリジナルの「クリームチーズのキムチ」。一見ミスマッチな組み合わせですが、食べてみるとクセになる旨さで女性に好評だそう。
こちらのキムチはワタリガニや車エビの醤油漬。カニやエビはお隣の漁港から仕入れた新鮮なもので、ご飯がどんどん進む一品です。
キムチ作りに欠かせない韓国の調味料や食材も豊富に揃っていて、作り方は店主がアドバイスをしてます。また韓国海苔巻きのキンパ、解凍すればすぐ食べられる冷凍サムゲタンやテールスープなど、バラエティ豊かな韓国料理を購入できます。専用の鉄板を貸し出してくれる、サムギョプサルやプルコギのテイクアウト(要予約)も魅力。
5軒目は「讃岐網元 あん」。市場直送の新鮮な魚介を使った海鮮丼と海鮮焼きのお店です。
平日のランチタイムには5種類ある丼が食べられます。中でも一番人気は「海鮮丼」。ベテランの板長が盛り付けた色とりどりのネタが目にも美しく、食べるのがもったいないほどです。魚のアラから取ったダシの旨みが堪能できるワカメのみそ汁も要チェック。
丼は「海鮮丼」「はまちの漬け丼」「まぐろ丼」「サーモンの親子丼」「ハラミ丼」の5種類。全てみそ汁お新香付きで780円とリーズナブル。魚が苦手な人はローストビーフ風のお肉が乗った「ハラミ丼」をどうぞ。
平日夜と土日祝は終日、海鮮焼きが楽しめます。カウンターにずらり並んだ魚介から、好みのネタをセレクトして網焼きするシステム。じっくり楽しみたいなら、2時間食べ放題飲み放題コースもあり。炭をおこすのに時間がかかるので、予約してから行くことをおすすめします。
またお店の2階はレンタルスペースになっていて、ウクレレ教室なども開催しています。
最後は5月中にオープン予定の「パティスリー スミダ」。東山崎町にあるグルテンフリースイーツショップの支店です。準備中だったのですが、特別にお邪魔しました。
小麦アレルギーの人も安心して食べられる、グルテンフリースイーツの中でも人気ナンバーワンが「さぬきひめのマカロン」。香川オリジナル品種のいちご・さぬきひめを使用。果実をそのままフリーズドライにしているので、鮮烈な香りと優しい甘さが特徴です。またマカロンでは珍しく無添加仕上げなのもポイント。
こちらは「さぬきキウイっこダックワーズ」。「さぬきキウイっこ」は香川のオリジナルフルーツで、強い甘味とバランスの良い酸味、そしてキウイ特有の刺激が少ない品種。フリーズドライにして挟んでいるので、希少な特産キウイを手軽に楽しむことができます。
店内にはフルーツをはじめ、様々な食材をフリーズドライにしたものがずらり。近々フリーズドライ素材を使った新製品も登場するそうなのでお楽しみに。
うみまち商店街は、壁に描かれたスプレーアーティストの絵や、地元高校生が作ったオブジェなども見所。これからも新しいお店が続々オープン予定なので、HPをこまめにチェックしておきたいと思います。

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高松市中央卸売市場 うみまち商店街(関連商品売場棟・加工水産物棟)
住所 香川県高松市瀬戸内町30-73
https://seaandsunmarket.com 
※お問い合わせは各店舗に直接行ってください
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麺屋 浜堂 高松中央卸売市場店
営業時間 8:00-15:00
定休日 水曜日(祝日の場合は営業、翌日休)
住所 香川県高松市瀬戸内町30-73
電話番号 087-837-6833
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マルシンプリン 市場店
営業時間 10:00-16:00(売り切れ次第終了)
定休日 水曜日
住所 香川県高松市瀬戸内町30-73
電話番号 080-6373-8678
https://e-marushin.jp/pudding-store 
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46Harbor
営業時間 10:00-16:00(4月より-24:00(23:00LO))
定休日 不定休
住所 香川県高松市瀬戸内町30-73
電話番号 087-813-1146
https://www.instagram.com/46harbor_/?igshid=1xs7uv2iq3k50
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韓屋仁市場
営業時間 11:00-15:30
定休日 月・水曜
住所 香川県高松市瀬戸内町30-73
電話番号 087-880-4792
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讃岐網元 あん
営業時間 月曜日~金曜日10:00-15:00、17:00-22:00、土曜日・日曜日・祝日11:00-22:00
定休日 無休(臨時休業あり)
住所 香川県高松市瀬戸内町30-75
電話番号 087-802-5712
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パティスリー スミダ
営業時間 10:00-17:00頃
定休日 日曜日
住所 香川県高松市瀬戸内町30-73
電話番号 087-840-7363(代)
https://www.patisseriesumida.org

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