さぬきのてづくり 琴平町

こんぴらさんに行ったら訪れてみたい、キュートなアイテムに出会えるお店

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金刀比羅宮を有する琴平町は香川県内有数の観光地。参道には古くから多くのお店が並んでいます。しかしここ数年は、数多くの新しいお店がオープンし、これまで無かったタイプのお店も増えてきました。また長い歴史のあるお店も、新しい取り組みを始めています。今回はその中でも特に興味深いお店にお邪魔しました。
1軒目は「琴平文具店」。金刀比羅宮の参道へ続く新町商店街に2020年4月にオープンしたお店です。
店内の壁には、カラフルな紙などがずらりと並んでいました。実はこちら、自分だけのオリジナルノート「kotonote(コトノート)」を作ることができるお店。表紙や内側の紙、留め具などの素材は、数多く用意されている中から自由に選べます。
サイズはB5とB6の2種類。例えば表紙だけでも紙と革があって、それぞれ色や厚さ、手触りが違います。表裏で色を変えてみるのもOK。
内側の紙は、色はもちろん、無地・罫線入り・方眼入りから選べます。紙は一冊のノートで3種類まで組み合わせることが可能。
ゴムやひも、留め具、金具やリングまで、様々な種類があります。紙などの素材は地元企業にオーダーして作ってもらっているそう。
ノートの大きさと使う素材が決まったら内容をスタッフに伝えると、オーダーシートに記入してくれます。中には1時間以上素材選びに悩む方もいるそう。これだけ種類があればその気持ちも良く分かります。
こちらがノートを製本する機械。左右の高さが違うレバーは何に使うのでしょうか。
ここからはスタッフのお仕事を見学。まず表紙に型紙を当てて穴を開け、留め具とゴムを取り付けます。
次に先ほどの機械に紙をセットして右のレバーを引くと、リングを通す穴が開きました。表紙にも同様に穴を開けます。
開けた穴にリングを通して機械にセットし、左のレバーを引いてゆっくりと締めて行きます。
 
世界に1つだけのノートが完成しました。製本の時間は約20分間なので、先に金刀比羅宮へ参拝に行く方も多いのだそう。ノートは1070円+税から作成可能で、琴平のお土産にもぴったりですね。
また店内には、おしゃれなセレクト文具類も揃っています。中でもおおすめは、香川の作家・小西弘恵さんがデザイン・製作した、山をモチーフにした、ペンケースとトートバッグです。
 
大事に使いたくなること請け合いの、自分で素材から選んで作ったノート。使い切っても中の紙を入れ替えることができるので、より長く使えますね。
2軒目の「染匠 吉野屋」は、同じく新町商店街で4代続く染物屋さん。町内の「旧金毘羅大芝居」で行われている「四国こんぴら歌舞伎大芝居」に奉納される幟(のぼり)をはじめ、様々な染め物を手がけられています。丑年にちなんだホルスタイン柄の暖簾がキュート!
人気なのが、歌舞伎幟をトートバッグやショルダーに仕立てた「KONBAG(コンバッグ)」。鮮やかな色合いと見え隠れする漢字が織りなすデザインが目を引きます。太陽の下に出すと、より色が引き立つのもポイント。
こちらがバッグになる前の幟。近くで見るとかなりの大きさでビックリしますね。これを裁断して縫うので、バッグは一つ一つ柄が全て違う一品物です。
店内では、バッグの取っ手を自分で選んで縫い付ける、袋縫い体験も開催しています。色数も豊富で選ぶのが楽しくなりますね。
ハッピに使う、龍や獅子柄のインパクトあるデザインも人気。染め物でできたマスクやバッヂなどの小物も色々あります。
また店の裏手にある工房では、のり染が体験できるワークショップを開催しています。のり染とは、生地にのりを塗った部分は染まらないという特性を利用したもので、染める前に染めたくない部分にあらかじめのりを塗って、色分けする染物の技法。まず型紙に合わせてバッグにのりを塗ります。
その後、のりがない部分に色を乗せて行きます。乾いたら自宅に持ち帰って、のりを洗い落とせば完成。同じ型紙でも個人のセンスで、全く違うデザインになるのがおもしろいですね。
 
こちらでは本格的なのり染体験もできるので、興味のある方はぜひ参加してみてください。
3軒目は「山中象堂(やまなかぞうどう)」。本宮まで785段ある金刀比羅宮参道石段の30段目で、明治から営業を続けている一刀彫りのお店です。
こちらで話題になっているのが「POPだるま」。木彫りのだるまに現代アートのようなカラフルな色付けをした斬新な伝統工芸作品です。
伝統工芸士の山中さんが彫っただるまに色を付けているのは、大学でデザインを学んだ娘さん。非常に細かな作業で、1日1個仕上げるのが精一杯なのだそう。
デザインは水玉やボーダーからオリジナルの柄まで自由自在。色が付いてないだるまと比べると、全然別物に見えますね。
 
現在は3年先まで予約が埋まっているほどの人気です。
 
琴平の新しい取り組みをしているお店はいかがでしたか。金刀比羅宮参拝の際には、ぜひ足を運んでみてください。
 
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琴平文具店
営業時間 13:00-17:00
定休日  火・水曜
住所   香川県仲多度郡琴平町183
電話番号 0877-58-8188
公式サイトはこちら
所要時間 ノート製本約20分
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染匠 吉野屋
※のり染ワークショップ、のり染体験は1週間前、袋縫い体験は3日前に要予約
営業時間 9:00-17:00
定休日  不定休
住所   香川県仲多度郡琴平町旭町286
電話番号 0877-75-2628
公式サイトはこちら
所要時間 のり染体験約3時間、のり染ワークショップ約1時間半、袋縫い体験約1時間
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讃岐一刀彫宗家 山中象堂
営業時間 10:00-17:00
定休日  不定休
住所   香川県仲多度郡琴平町980
電話番号 0877-73-3009
公式サイトはこちら

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