必見必食! ときめきグルメ さぬき市

さぬき市のご当地グルメめぐり

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水産加工業や農業が盛んなことで知られる、香川県の東部・さぬき市。海沿いのエリアには「日本の渚百選」にも選ばれた津田の松原があり、白い砂浜と緑の松林のコントラストが美しい景勝地として、夏には隣接した海水浴場に大勢の人たちが訪れます。
そんなさぬき市で人気のご当地グルメがあると聞いてめぐってみました。
津田の松原は、高松自動車道津田寒川インターチェンジから2kmほどのところで、高松市街地からは国道11号線を東に、車で45分ほど走った場所にあります。
まず、訪れたのは津田の松原の西端から松並木の遊歩道を15分ほどいったところにある「Cumi Umi(ちゅみうみ)」。お店の横にも駐車場がありますが、今回は道の駅「津田の松原」に駐車して歩いて向かいました。
鮮やかな青色のコンテナハウスが目を引きます。こちらは、50年以上に渡り水産加工を営む「安岐水産」が魚食文化を次世代につなぐ場所として2019年にオープンさせたアンテナショップ。営業は土日のみということで、土曜日にお邪魔しました。オリーブハマチやさぬき蛸の解体ショーや、実食体験などを定期的に行うなど、瀬戸内海の魚介を広く知ってもらうイベントも開催しています。
店内に入るとまず目に飛び込むのは、ずらりと並んだ惣菜の数々。鯛の三杯酢や穴子の天ぷら、さぬきの蛸めしなど、地元の漁師さんが獲ってきた旬の魚介をつかった揚げ物や煮物、焼き物、ごはんものなどが、幅広くラインナップされています。中には家で作るには手間がかかるものもあり、それらを手軽に買って帰ることができて「便利!」と、地域の方にも好評です。
また、ここへ来たらぜひ味わいたいのが、店内で焼き上げられる「いか焼き」。もちふわの生地にアオリイカがごろごろと入っていて、弾力のある食感はクセになるおいしさです。店内でも食べることができますが、天気がいい日はぜひ外のテラス席で。波の音を聞きながら味わう時間は至福のひとときです。
続いて訪れたのは、津田の松原の西端近くにある「瀬戸内グラノーラファクトリー」。「Cumi Umi」からは、海沿いに徒歩10分ほどです。
潮風が抜ける松林の前にある工房でつくられるのは、素材のおいしさを味わえる手づくりグラノーラ。店の扉を開くと、奥から香ばしく甘い香りが漂ってきます。
こちらのグラノーラは、お子さんのおやつのためにつくっていたことがきっかけで商品化。親として安心して食べさせられるものを試行錯誤した結果、自然素材の風味を最大限に活かし、添加物を使わずにつくるグラノーラができあがりました。

米は地元の「おいで米」、小麦は「さぬきの夢」。その他の素材は、オーガニックのオートミール、レーズンが苦手な方も食べやすいというオイルコーディングをしていないレーズン、砂糖は北海道産のてんさい糖など、素材にこだわり焼き上げられるグラノーラは、ほっこりとやさしい気分になれる味わいです。
店内では、子どもの手で食べやすいように考えられた大粒タイプや、ヨーグルトや牛乳と合わせて毎日の食事にちょうどいい小粒タイプなどがあり、グラノーラ作りに使うレーズンやナッツ類などの素材も販売しています。
また、チョコレートとグラノーラを合わせた「チョコグラ」や、グラノーラとソフトクリームを一緒に味わう「浜パフェ」など、いつもと違うグラノーラの味わい方ができるのも楽しみの一つ。

グラノーラをよりおいしく楽しく味わうためのカラフルな器やスプーンなど、店内では雑貨も販売しているので、お土産や贈り物として詰め合わせで購入する人が多いというのも納得です。
「浜パフェ」のほか、コーヒーやソフトクリームなどのテイクアウトメニューもあるので、好きなものをテイクアウトしたら、向かいの浜で味わえるのもこのロケーションならでは。浜パフェの優しい甘さに浸りながら海を眺めていると、時が経つのも忘れてしまいそうです。毎週日曜日の早朝には、日の出から9:00まで浜カフェをやっています。
Cumi Umiと瀬戸内グラノーラファクトリーは歩いて10分ほど。津田の松原にも近く、海を眺めながらおいしいものを食べてのんびりするにはもってこいです。ただし、営業日がそれぞれ違うので、両方楽しみたいなら土曜日がおすすめです。
そして最後に訪れたのは、さぬき市の山間にある「かなえ養鶏場」が直営する「かなたまキッチン」。
こちらの看板商品は、養鶏場直売ならではの「朝どれ卵」。
いずれも当日の7:00〜8:00に集卵した新鮮なものだけが店頭に並びます。

「卵の味わいや風味はエサによっても変わりますが、なんと言っても鮮度が重要。鮮度が落ちると卵の匂いが強くなります。普通なら生産者しか食べることができない朝どれ卵ですが、そのおいしさを届けたくて」と生産者の金江ちひろさん。
その新鮮な卵の一番おいしい食べ方は、オリジナルの「たまごかけ専用のしょうゆ」を使った卵かけごはん。新鮮だからこそ、食べ方はシンプルに。いくらでもお代わりしたくなるクセになる味です。
また、卵焼きやオムライスなど、惣菜や弁当も人気。さぬき市のお隣・三木町の黒米を使ったごはんが入った卵焼き弁当は、午前中には完売してしまうほどです。卵はもちろんそれ以外の食材選びにもこだわっていて、おいしくてカラダにもいいと、人気の惣菜などはあっという間に売り切れてしまいます。
かなたまキッチンは、卵を使ったスイーツや料理、地域の生産者の野菜やはちみつなど、地域の食のセレクトショップとしての役割も担っています。たとえば魚介類や豆腐、味噌、もち麦など、店内には丁寧にセレクトした商品がずらり。実はこうした取り組みは、地域の方々の要望から生まれたといいます。
「これまで地域の方々にお世話になってきたので、おいしい卵で少しでも恩返しができれば」と金江さん。
地元の方々にも愛され、支えられながら続いてきたさぬき市グルメ。そのあたたかさに触れながら、お腹も満たされる場所でした。
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アンテナショップ Cumi Umi(ちゅみうみ)
営業時間 10:00〜16:00
定休日  月曜日〜金曜日
住所   香川県さぬき市津田町津田1402-23
電話番号 0879-49-2681
https://www.chumiumi.com/ 公式サイトはこちら
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瀬戸内グラノーラファクトリー×浜カフェ
物販
営業時間 9:00~16:00(不定休の為、事前に電話確認をお願いします)
定休日  日曜日
浜カフェ※2021年2月現在、浜カフェは休止中
営業時間 日曜日
     日の出時~9:00
住所   香川県さぬき市津田町1325-122
電話番号 090-4902-7632
https://www.seto-gra.com 公式サイトはこちら
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かなたまキッチン
営業時間 10:00~18:00
定休日  木曜日
住所   香川県さぬき市大川町富田西2594-1
電話番号 0879-49-1422
※2021年2月現在物販・テイクアウトのみ
https://www.kanae-egg.jp/kanatamakitchen/index.html 公式サイトはこちら
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※最新の営業状況については、各店舗にお問い合わせください。

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