思い出もっと、 とっておき体験 三豊市

  • line
香川屈指のオーシャンビューと、のどかな田園風景に恵まれた三豊市。日本の「ウユニ塩湖」と呼ばれる父母ケ浜(ちちぶがはま)が大注目され、国内外の観光客で賑わっているこの三豊市に、うどんを作って泊まれるスポットがあるのをご存知ですか?
香川のうどん文化を体験できる体験型施設「UDON HOUSE」です。地元民でもなかなか機会がないうどん打ち体験を楽しみに、現地に向かいました!
旅行で来られる方への宿泊情報も含めて、「UDON HOUSE」の魅力をお届けしていきます。
「UDON HOUSE」は三豊市の海と山に恵まれ、自然を満喫できる素敵な場所にあります。きれいな空気のなか、自分で作って食べるうどんを想像すると、ワクワクしてきます。
「UDON HOUSE」に到着しました! 今回は車で向かいましたが、JR予讃線で高松駅から約1時間の本山(もとやま)駅から徒歩1分もかからない場所にあるので、電車で訪れるのもいいでしょう。
「UDON HOUSE」はさぬきうどん作りを通じて、香川の歴史と文化を学べる場所です。
うどんの打ち方、出汁ができあがるまでの仕組みを研修形式で教えてくれるので、好奇心旺盛で学ぶことが大好きな人には、特にオススメです。
日帰りプランと、宿泊プランがあるので、翌日に父母ケ浜など三豊の名所を観光したいという方は、ぜひ宿泊プランを選んでください。
 
今回体験する日帰りプラン
 
10:00〜 受付開始
11:00〜 うどんクラススタート
Part 1 自己紹介、基礎勉強、粉の練りこみ、生地踏み
Part 2 出汁の飲み比べ体験、試食
Part 3 農園ツアー(野菜収穫体験)
Part 4 生地をのばす、切る
Part 5 うどんの種類を学ぶ。大釜で麺をゆでて食べる
17:00 プログラム終了
マネージャーの上村さんにお話を聞いてみると、
「うどん打ちの体験施設はほかにもありますが、香川独特の文化と合わせてその魅力を知ってもらうことで、地域により深く溶け込むことができて、観光ももっと楽しくなると思うんです」
スタッフさんの丁寧なサービスからも、「うどんを知ること」「香川を知ること」を歓迎してくれているのを感じます。
 
それでは、うどん作りを体験してみます。所要時間は合計6時間。美味しいマイうどんに仕上げていきます!
いきなり生地作りではなく、まずはさぬきうどんの基礎について学びます。
さぬきうどんの始まりとそのブームの移り変わり、うどんの種類など、地元民でも知らないような内容が次々に語られます。
「なるほど、そうだったのか。」普段なにげなく食べていたものだけれど、歴史を知ったあとで取り組むうどん作りには、気持ちがこもりますね。
いよいよ、生地を作っていきます。小麦粉・水・塩を練り込みます。小麦粉がダマにならないように、手早く、まんべんなく。やり方を目の前で見せてもらいながらのトライですが、なかなかお手本のようにするのは難しいです。
とはいえ気持ちを込めて練り込んでいると、だんだん固まって、力強い生地になっていくのが分かってきます。「生地は生き物のようなものなんです。」と、マネージャーの上村さん。
さぬきうどんならではの特徴的な工程、生地踏みです。踏み踏み踏み踏み。足にグッと力を込め、丁寧に生地へと伝えていきましょう。
うどんの命ともいえるコシを生み出すのは、この生地踏みにかかっているといっても過言ではありません。そう考えると、とても真剣になりますね。
厚みにムラがなくなるまで生地を踏みならしたら、寝かせておいて、お出汁の飲み比べ体験へ。
実は、麺の質以上にお店ごとに千差万別なのが、さぬきうどんのお出汁なんです。さぬきうどんのお出汁は、お店によって異なりますが、いりこ・昆布・花かつお・雑節の4つをベースとして作られます。旨味の種類を学んだら、実際に飲み比べてみます。
なんとも奥が深い世界。お店でうどんを食べたときも、その店特有のお出汁の特徴が、感じられるようになるかもしれませんね。
練り込んだ生地を寝かせている間、近くの農園へ野菜を収穫しにいきます。農園で収穫した野菜は、夕食で天ぷらや和え物になって食卓に並びます。
どんな食卓になるんだろう? 気分が高まります。
 
時期によって採れる野菜が違うので、どこに収穫に行くかは当日のお楽しみ。今回はショウガを収穫することができました。普段、野菜作りの現場に立ち会える機会が少ないので、貴重な時間でした。
土のにおいを嗅ぎながら体を動かしていると、開放的でいい気持ち! まだ土をかぶっている野菜を手にすれば、自然の営みを感じることができます。
自分が収穫した野菜が夕食で出てくると思うと、胸がはずみます。今回はショウガの収穫でしたが、例年11月〜5月まではレタスの収穫が多いそうです。
さて、「UDON HOUSE」に戻れば、うどん作りも大詰めです。
寝かせた生地は、表面が滑らかで硬くなっているのが分かります。面白いのが、のちのち麺を切るときに長さを揃えるため、生地を伸ばしながら形を四角くしていく工程。
いったん円形に伸ばした生地に「バツ印」のような線を引き、線で分けられたエリアを伸ばしていきます。そうすると、四角くなっていくのです。
麺棒で伸ばす作業に入ります。
生地の厚さにムラが出ないよう、バランスよく体重をかけながら、麺棒を転がして伸ばしていきましょう。自分が思っている以上に、生地に勢いよく体重をかけるのがポイント。
厚さを均一に伸ばした生地を、製麺機で切っていきます。太さを揃えながら切るのが、なんと難しいことか!
 
切り終えた麺が、この通り。なかなか上手にできたのではないでしょうか。このあと早速、麺を茹でてもらいます。
農園で収穫したショウガは、かき揚げにしていただくことに。衣をまとっていても、ショウガの清涼感のある香りが漂います。
そして出来上がったうどんがこちら。ぶっかけうどんとかけうどんにしていただきました。見てください。本当に素人の自分が作ったとは思えないほどの、麺のツヤツヤ感。早速すすってみると、お出汁をまとった麺がツルツルと心地いい! がんばって生地踏みした甲斐があったというものです。コシのある食感に満足できました。
 
うどんと野菜の天ぷら。それだけなのに、これほど胃も心も満たしてくれる体験はありません。食べていると、思わず頬がほころんでしまいますね。6時間かけて作ったマイうどんに、大満足!
 
なお、宿泊の場合は翌日早朝から、近隣の人気うどん屋さん2軒をはしごする「朝うどんホッピング」に連れて行ってもらえます。
自分で打ったうどんとプロの打ったうどんを食べ比べられるという点でも、貴重な体験となりそうですね。
せっかくなので宿泊施設を見せていただきました。
泊まれるタイプは、定員各4人のドミトリー(相部屋)タイプが2つと、3名までのグループで泊まれる和室が1つ。ドミトリータイプはドアに鍵が備え付けられているので、プライバシー面も安心です。
お部屋は清潔、洗面台やシャワーなど水回りも綺麗で、落ち着いて宿泊できます。
粋なのが、お部屋の名前。ドミトリータイプ2室が「TEMPURA」(天ぷら)と「KAMATAMA」(かまたま)、和室が「ZARU」(ざる)と、全部うどん屋さんで出てくる食べ物の名前です。夢にまでうどんが出てきそう。
ラウンジは古民家の風情あふれる畳部屋になっています。友人や恋人、家族と、1日の思い出を語り合ってくださいね。
うどんというシンプルな食べ物1つに、これほどの歴史と奥深さ、そして出来上がるまでにいくつもの工程があると分かれば、見方が変わります。
お店にうどんを食べに行っても、1杯1杯、麺もお出汁も想いを込めて作られていることが分かるはず。
「UDON HOUSE」でのうどん打ち体験をきっかけに、食文化のみならず、香川の魅力をもっともっと感じられるようになりました。
なにより、自分で作るうどんの愛おしさを、あなたにも味わってもらいたい! うどんが好きなら絶対に後悔しない場所です。「UDON HOUSE」を、ぜひ訪れてみてくださいね。
 
 
UDON HOUSE
住所 香川県三豊市豊中町岡本1651-3
電話番号 0875-89-1362
 
宿泊プラン
うどんクラス&農園ツアー/ご宿泊/朝食うどんホッピングプラン 
大人22,000円〜、子供13,200円〜
日帰りプラン
大人8800円~、子供5280円~
 
※料金や空室状況はHPからご確認頂くか直接施設にお問い合わせください。
HP  https://udonhouse.jp/
 
 

同じテーマの記事