思い出もっと、 とっておき体験 高松市

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農業や食の分野の経営アドバイザーや香川県産の農産物販売を手掛けている
「食の劇場」岡本さんと共に、香南アグリームさんで収穫&料理体験をして来ました。
高松中心部から国道193号(高松空港通り)を南下し、県道13号(さぬき新道)を綾川町方面へ車で走っていると「道の駅 香南楽湯」が見えてきます。その隣に今回最初の目的地「香南朝市」があります。
こちらの「香南朝市」は香南アグリームさんが運営しており、地元農家さんの新鮮で美味しい野菜や果物が並びます。
取材日は平日でしたが、開店直後からお客さんが続々と訪れていました。野菜や果物、植物のほか、店内ではお惣菜や揚げたてのフライやドーナツなどが人気です。
 
早速、岡本さんの目に止まったのはブロッコリー。
茎の切り口と葉っぱをチェックしています。収穫からどれくらい時間が経っているか、鮮度を見極めるのに茎の断面と葉っぱのみずみずしさを見ると分かりやすいのだそう。時間が経っていると、乾燥して黒ずんだり茶色く変色してくるので、そういったものは避けるといいですね。他にも、花蕾がギュッと締まって固いものは鮮度が高いそうなので、購入する際はぜひチェックしてみてください。
続いて、プチトマト。
ヘタがピンと立っていているものの方が、収穫からの時間が短く新鮮なものなので、ヘタが青々とした発色のいいトマトを選ぶのがポイント。
朝市を堪能したら、いよいよ香南アグリームさんへ。
高松空港方面へ車で5分ほどのところにあり、入り口のゲートの看板が目印です。
5ヘクタールもの広大な敷地内には、体験農園や市民農園、料理体験施設などがあり、年間を通して十数種類の野菜や果物の収穫を体験することができるようになっているそうです。
ゲートからしばらく行くと、香南アグリームの施設が見えて来ました。こちらの1階が受付になります。
取材時はキンカンのシーズンということで、キンカンの収穫体験をお願いしました。
 
それでは早速、収穫場所へ。大人の目線ほどの高さで、たくさんのキンカンが実っていました。これは収穫しがいがありそうで、ワクワクしますね。
受付でカゴとハサミを貸してもらえるので、手ぶらで来ても楽しめるのは嬉しいですね。手が汚れるのが気になる方は、軍手を持参するといいかもしれません。
体験ではカゴを貸してくれ、そのカゴに入りきる量を収穫できます。では、キンカン狩りスタート!
まずは案内してくれたスタッフの鈴木さんが、キンカンの品種と見分け方の説明をしてくれます。ここには、「ネイハキンカン」と「たまたま」の二種類の木があるそうです。スーパーで売られているもののほとんどが「ネイハキンカン」で、「たまたま」は糖度の高い少し高級な品種とのこと。どちらもオレンジ色のハリのあるものを選ぶといいそうです。
高い位置にある太陽の光をよく浴びたものの方が、オレンジ色で甘い実をつけていることが多いのだとか。
アドバイスに従って、皮にハリのある完熟直前の程よいオレンジ色のものを探していきます。綺麗なオレンジ色の「たまたま」を見つけたので試食。実の粒サイズが「ネイハキンカン」に比べて大きく、みずみずしくて甘い!
カゴいっぱい収穫できました。
これぞというキンカンを見つけるのが楽しく、夢中で探していたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。今回は30分ほどで収穫できましたが、体験時間は1時間あるのでじっくり時間をかけて収穫しても大丈夫です。
続いて、手作り工房棟に移動してウィンナー作り体験です!
ウインナー作り体験は5名から受付可能なため、今回は特別に作り方の手順を教わることにしました。
まずは、スタッフの方が全体の流れを教えてくれます。
材料の玉ねぎ、にんにく、バジルをみじん切りにしていきます。
普段料理をあまりしない岡本さんですが、教えてもらいながら挑戦です。
ミンチ肉を白っぽくなるまでよくこねて、みじん切りにした材料を加えたら、500円玉ほどのサイズにまとめてバットに並べていきます。
そしていよいよ、羊の腸に具材を詰めていく工程です。
器具の口に腸を付け、先ほどバットにまとめておいた肉を詰めていきます。腸は乾くと破れやすいので、濡れた手で慎重に引き出して先っぽを結びます。
腸に肉を均等に詰めていくのですが、これが意外と難しい工程のよう。細くなってしまったり、まばらな太さになってしまったりと、綺麗に詰めるにはコツが必要なのですが、岡本さんは綺麗に均等に詰めていくことができました。
 
全て詰め切ったら、腸のもう片方も結んで完成!
初チャレンジでしたが、スタッフさんも驚きの均等さで、綺麗なウィンナーができました。
最後の仕上げにウィンナーをねじっていきます。等間隔でねじっていくと、見慣れたウィンナーの形になってきました。
 
あとは、5分間茹でた後ハサミで切って、フライパンで焼き色をつければ完成です!
とっても美味しそうにできました!
それでは実食タイム。中までぎっしりお肉が詰まっていて、ハーブの香りがしっかりしたとっても美味しいウィンナーの出来に感動です。
何より、自分で作ったという達成感で尚更美味しく感じますね。
さらに、自家製のパン、サラダ、デザートにアイスクリームもつけてくれるのも嬉しいです。
少し園内を散歩しようと歩いていると、やぎ小屋発見。エサやり体験もできるようなので、受付で餌を購入してきました。
人懐っこいのか、柵に近寄ると一斉にヤギが寄ってきました。
生まれたばかりの赤ちゃんヤギもいて、その可愛さに癒されます。
大人のヤギは、器用に立ち上がって手のひらからエサを食べていきます。
 
 
ヤギと戯れているうちに、いつの間にか時刻はお昼時。
受付のある棟の2階がカフェということで、のぞいて見ました。
こちらの「さぬき母めしカフェ」では、無農薬・有機栽培の食材にこだわったメニューが特徴で、野菜だけでなくお米や味噌も地元の農家さんのものを使っているそうです。
限定15食の「オーガニック御膳」を注文。7品のおかずに、古代米、伊吹島のいりこを使ったお味噌汁、プチデザートの杏仁豆腐ととっても豪華&ヘルシーな内容です。
デザートには、サツマイモのタルトと紅茶を。
 
 
自然を感じながらの収穫体験や、料理体験。可愛い動物とのふれあいなど、普段なかなか体験することのできない楽しい内容で、心も体も癒される1日でした。春のタケノコ掘や秋の柿狩りなど年間を通して様々な収穫体験ができるので、また訪れたいと思います。
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香南アグリーム
開園:9:00-16:00
定休日:水曜日
住所:香川県高松市香南町岡1270-13
電話番号:087-879-8741
HP: https://www.agream.net/
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■収穫体験
柿、栗、じゃがいも、さつまいも、ピーマン、トマト、たけのこ ほか
季節に応じた作物の収穫を体験できます。
※料金は作物によって異なります。
 
収穫体験の予約は平日のみ受付、土・日・祝日は先着順での案内となります。
 
■手づくり料理体験(要予約)
・手づくりウインナー 1,210円(パン・サラダ・アイス付)
※所要時間は約2時間
1日2回開催
  • 10:30~12:30、②13:30~15:30
持ち物…エプロン、三角巾(バンダナ)
 
申込方法
5日前までにお申し込みください
5名様以上が対象となります。
 
■さぬき母めしカフェ
営業時間 11:00~16:00(ランチは14:00まで)
電話 087-808-8280
定休日:水曜日
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岡本裕介さん 
プロフィール
農業や食の分野の経営アドバイザー。香川県産などの農産物の販売・情報発信、生産者と消費者をつなげる交流イベントなどの事業を手掛けている。日曜日限定の1坪八百屋も運営中。
 
名称「日曜日の1坪八百屋」
場所:knocking kitchen店舗内
住所:香川県高松市藤塚町3-5-19 ミカサビル 1F
営業日:日曜日10:00〜14:00
※ オープン情報変動しますので、Instagramで最新情報を確認してください。
Instagram:https://www.instagram.com/shoku.theater_official/
HP https://shoku-theater.com/
 
 


 

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