思い出もっと、 とっておき体験
高松市
高松市にある「特別名勝 栗林(りつりん)公園」は、昭和28年の「特別名勝」に指定された大名庭園です。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで「わざわざ訪れる価値のある場所」を意味する最高評価の三ツ星としても紹介されました。国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中でも最も広い庭園は、四季折々に咲く花や一千本もの見事な手入れ松とともに、変化に富んだ美しさを醸し出しています。園内にある「花園亭(はなぞのてい)」で、和の情緒あふれた非日常的体験ができると聞き、行ってきました。
花園亭へは、栗林公園の東門から松並木に沿い、南へ５０m 程行くと到着。園内で香川県のお土産の販売や食事を楽しめるお店で、終戦直後から続いている老舗です。
まずは朝がゆ体験から。朝がゆをいただくのは、お店の向かいにある離れの茶室「泛花亭(はんかてい)」です。
この泛花亭は、茶道流派の一つ武者小路千家の13代家元「有隣斎(ゆうりんさい)宗匠」の監修で建てられたものなのだそう。静謐な雰囲気の中、料理ができるまで外の風景を楽しみます。
窓の外に広がる北湖は格別。これだけでも来てよかったと思わせる眺めです。
窓の外に広がる北湖は格別。これだけでも来てよかったと思わせる眺めです。
すぐ近くの水面では鴨の群が羽を休めていました。
風景にしばらく心を和ませていると、料理が届きました。今日は茶がゆとサワラの焼き物に野菜の煮付けが付いた豪華な朝ご飯です。さり気なく添えられた和三盆糖と、昔ながらの塩味強目の梅干しもいい感じ。
風景にしばらく心を和ませていると、料理が届きました。今日は茶がゆとサワラの焼き物に野菜の煮付けが付いた豪華な朝ご飯です。さり気なく添えられた和三盆糖と、昔ながらの塩味強目の梅干しもいい感じ。
茶がゆはお店おすすめの「碁石茶」をセレクト。碁石茶とは高知県大豊町で作られている伝統的なお茶で、発酵させることで胃腸に優しくなるそうです。この碁石茶を使った茶がゆは、瀬戸内海塩飽（しわく）諸島の伝統料理です。訪れた１月は柔らかなサツマイモが入っていましたが、具材は季節によって変わります。
茶がゆはもちろん、ひとつひとつの料理が手間暇かけて作られているのが分かる素晴らしい味で、ひと口毎に身体に浸みるようでした。朝もやの漂う栗林公園を散歩して、朝がゆをいただくリピーターが多いというのも納得です。
茶がゆはもちろん、ひとつひとつの料理が手間暇かけて作られているのが分かる素晴らしい味で、ひと口毎に身体に浸みるようでした。朝もやの漂う栗林公園を散歩して、朝がゆをいただくリピーターが多いというのも納得です。
お腹がいっぱいになったので、続いて着物体験へ。花園亭に戻って着物を選びます。予約の際に聞かれたサイズや好みの色に合わせた着物を用意してくれていました。
様々な柄や色の着物があって目移りしてしまいますね。こうして選ぶ時間も楽しみのひとつです。
様々な柄や色の着物があって目移りしてしまいますね。こうして選ぶ時間も楽しみのひとつです。
迷いに迷った結果、薄緑色に梅の花をあしらった着物に決めました。草履や巾着などの小物もセットで貸してくれます。自分では締めるのが難しい帯も、着付けサービスがあるので、バッチリきまっています。
着物姿で公園内の散策へ出発。美しい大名庭園を歩いていると、江戸時代にタイムスリップしたような気分になります。
奥に見えているのは栗林公園の名所のひとつ、南湖にかかる偃月橋(えんげつきょう)。水のほとりを歩くと大きな鯉たちが寄ってきます。
奥に見えているのは栗林公園の名所のひとつ、南湖にかかる偃月橋(えんげつきょう)。水のほとりを歩くと大きな鯉たちが寄ってきます。
偃月橋の上で写真をパチリ。青空と松が池に映えますね。
公園の奥には滝もありました。荒々しい岩がむき出しになっていて、ここだけ雰囲気が違います。
この橋は梅林橋。赤い欄干がかわいいですね。
梅林橋を渡った先では、着物の柄にぴったりな梅の花が咲いていました。
この梅林で採れた梅の実から、先ほどの朝がゆに付いていた梅干しが作られているそう。梅干しは花園亭で購入できます。
少し歩き疲れたので東屋で一休み。座っているだけで絵になります。
こちらは明治32年に「香川博物館」として建てられた商工奨励館。レトロな雰囲気が着物に良く合いますね。写真を撮りながらゆったり公園内を巡る、大満足の体験でした。
栗林公園での朝がゆ＆着物体験はいかがだったでしょうか。どちらも手軽に非日常体験ができると観光客の方に好評です。また家族で訪れて、親御さんに着物体験をプレゼントする方も多いのだそう。県内在住の方は何度もリピートして違う着物を楽しまれているそうです。また、外国の方にも大人気です。ぜひ栗林公園を訪れて体験してみてください。
栗林公園での朝がゆ＆着物体験はいかがだったでしょうか。どちらも手軽に非日常体験ができると観光客の方に好評です。また家族で訪れて、親御さんに着物体験をプレゼントする方も多いのだそう。県内在住の方は何度もリピートして違う着物を楽しまれているそうです。また、外国の方にも大人気です。ぜひ栗林公園を訪れて体験してみてください。
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特別名勝 栗林公園
開園時間 7:00-17:30（2月）※季節により変動あり
開園日 年中無休
住所 香川県高松市栗林町1-20-16
電話番号 087-833-7411(栗林公園観光事務所)
入園料 大人410円、小人170円
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花園亭
営業時間 8:00-18:00
定休日 無休
住所 香川県高松市栗林町1-20-3(栗林公園内)
電話番号 087-831-5255
https://www.hanazonotei.com/
・朝がゆ
時間 7:00-10:00(前日17時までに要予約)
料金 1人1,320円〜(碁石茶の場合は1,650円〜)
・着物体験
時間 10:00-13:00、14:00-17:00
料金 1人2時間3,500円〜 (1時間延長毎に1,500円プラス)
所要時間 2時間30分(着付け時間含む)
特別名勝 栗林公園
開園時間 7:00-17:30（2月）※季節により変動あり
開園日 年中無休
住所 香川県高松市栗林町1-20-16
電話番号 087-833-7411(栗林公園観光事務所)
入園料 大人410円、小人170円
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花園亭
営業時間 8:00-18:00
定休日 無休
住所 香川県高松市栗林町1-20-3(栗林公園内)
電話番号 087-831-5255
https://www.hanazonotei.com/
・朝がゆ
時間 7:00-10:00(前日17時までに要予約)
料金 1人1,320円〜(碁石茶の場合は1,650円〜)
・着物体験
時間 10:00-13:00、14:00-17:00
料金 1人2時間3,500円〜 (1時間延長毎に1,500円プラス)
所要時間 2時間30分(着付け時間含む)
