必見必食! ときめきグルメ 綾川町 高松市

絶景ロケーションのうどん店

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香川県を代表するグルメと言えば讃岐うどん。味はもちろんですが、一緒にロケーションも楽しめれば美味しさも倍増しますよね。今回はそんな絶景ロケーションにあるお店に行ってきました。
1軒目のお店がある場所は、高松市街を見下ろす峰山の中腹。栗林トンネルへ向かう百舌坂を登って、トンネルの手前を右折します。木漏れ日が差す山道を少し進むと、何やら見えてくる「うどん」の看板。しかし周りにはホテルが数件あるだけで、それらしい店舗は見当たりません。
…と思ったら、突然ホテルの入口にうどんの暖簾が出現。実はこちらの「讃州めんめ」は、ホテルの喫茶室で営業しているうどん屋さんなんです。オーナーの粂井さんは、元々香川県庁近くで同じ店名のうどん店を経営されていたのですが、実家のホテルを急遽継ぐことになって同店を閉店。しかしもう一度うどん屋をやりたいという思いを諦めきれず、約30年ぶりにホテル内でお店を再開されたのだそうです。
中に入ると、窓越しに広がるのは高松市街を一望する雄大な風景。正面にある屋島はもちろんのこと、天気が良ければ対岸の岡山県まで見渡せます。
うどんは「きのこうどん」を注文しました。一見あんかけのように見えますが、これはナメコのぬめり。長野県から取り寄せているという山ナメコは、粂井さんによれば、ぬめりだけじゃなくうまみもたっぷり含んでいて、うどんの味をより深みのあるものにしてくれるそう。他にもヒラタケ、シメジ、マイタケ、キクラゲなどの様々な種類のキノコがふんだんに入っていてボリュームも満点。それぞれ歯応えや風味が違うキノコが一度に味わえて、一番人気のメニューというのも納得です。きのこうどんは数量限定。材料のキノコが手に入らない時は提供できないのでご確認を。
 
また手練り、足踏み、手打ちといった昔ながらの手法で作り上げている麺も一級品。温かいメニューでもコシやのど越しが活きていると評判です。伊吹産イリコをメインに数種の節類を使っているダシも、飽きないよう週の前半はスッキリ目の味、後半は節が強目のパンチのある味、と変えているので、ぜひ食べ比べてみて下さい。
2軒目は綾川町へ。高松空港の南側を通っている国道377号線を西へ向かいます。長柄ダムの案内標識が見えたら、交差点を左折。細い道になってきますが、そのまま進みます。
のどかな山あいの集落を過ぎてしばらく進むと案内看板を発見。竹が両側から迫る道をさらに進みます。
 
交差点に再び案内看板が。ここを左折するとお店はすぐそこです。
 
坂道を少し進むと目的のお店「いなもく」が見えてきました。周りを山に囲まれた谷あいにありますが、思いのほか開けていて空の視界も良好。まさに隠れ家という表現がぴったりです。
ご主人が元々材木店を営まれていたこともあって、店内はふんだんに木を使ったウッディな空間になっています。
ご主人のイチオシは「しょうゆ」。丼に入った麺を醤油だけで食べるので、麺の味を楽しむには最適なメニューです。水をはじくように見えるほどツヤツヤの麺は、見た目以上の滑らかさ。国産小麦特有のモチモチ感と香りの良さも特筆ものです。特製のダシ醤油も、麺の香りを邪魔せずに引き立ててくれる絶妙なブレンド。
また、茹で上げた麺を水で締めずにそのまま食べる「釜揚げ」も、一般的なつけダシではなく、麺に直接ダシ醤油をかけて食べる「釜揚げしょうゆ」になっているのにも、ご主人の並々ならぬこだわりを感じさせます。
 
うどんもロケーションも楽しめるお店2軒。高松市内から近い「讃州めんめ」と、少々距離のある「いなもく」。どちらも来てみて良かったと思うこと請け合いです。絶景と絶品うどんに心もお腹も満足できました。
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讃州めんめ
営業時間 11:00-14:00(麺がなくなり次第終了)
定休日  日曜日・第2・4月曜日
住所   香川県高松市宮脇町2-32-40 高松美山ホテル内
電話番号 087-831-7185
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いなもく
営業時間 10:30-14:00(麺がなくなり次第終了)
定休日  木曜日(祝日の場合は営業、翌日休)・第2水曜日
住所   香川県綾歌郡綾川町枌所西甲1420-3
電話番号 087-814-4154
https://inamokuudon.com
 

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