ぶらり、朝さんぽ
季節毎にテーマを設定し、いろいろな生産者や加工業者が出店するので、いつ行っても新鮮。午前10時からのスタートなので、遅めの朝食やブランチにもよさそうです。
12月のテーマは「温活」。運営スタッフの方も朝早くから準備に大忙し。
今年の冬は温かいとはいえ、朝はやっぱり冷え込む季節。温かいスープや飲み物の販売のほか、師走らしくクリスマス&お正月のリースや和三盆干菓子づくりのワークショップも開催されていました。では早速、温活マルシェをチェック!
人だかりができていたのでのぞいてみると、まんのう町から届いたばかりの白菜やみかんなどの新鮮な農産物が並んでいます。
スープにも野菜がたっぷりで、本当に体の中からじんわり温まってきます。
こちらは讃岐らしさいっぱいの、「三辰鮨」の巻き寿司とバッテラ(押し寿司)。
数の子や穴子がたっぷり入った巻き寿司は「懐かしい」と地元っ子にも大人気。
食べてみると、これぞ讃岐の御馳走という感じで具がたっぷり。もう一つ買えばよかったと後から思いました。
カレーのいい香りも漂ってきます。こちらはしいたけ農家「集い」さんがつくる
甘口野菜カレー。野菜の旨みがたっぷりのやさしい味わいに癒されます。
ほかにも香川県産のお米や野菜をたっぷり使った、「畦屋」さんのわっぱ弁当やおにぎりもあります。
讃岐名物の骨付鳥、香川県産の鶏肉を使ったケバブ、伊吹島いりこ味のラスクなど魅力的な食が満載!県内に住んでいても、どれを食べようか迷うほどなので県外・海外から来られた方にもぜひおすすめしたい、朝マルシェでした!
お腹が満たされたら、次は高松市立玉藻公園(史跡高松城跡)へ。サンポート高松から徒歩5分くらいで着く、緑豊かな公園です。さっそくパンフレットを片手に園内を散策。
高松城は別名「玉藻城」と呼ばれ、その由来は柿本人麻呂が万葉集で、「讃岐」の枕詞に「玉藻よし」と詠んだことに始まります。
この城は1587年に豊臣秀吉から讃岐一国を与えられた生駒親正(いこまちかまさ)が築城しました。瀬戸内の海水を引き込んだ水城で、中津城(大分県)、今治城(愛媛県)とともに、日本三大水城の1つといわれています。
園内には見どころがたくさんあるのですが、まずは鞘橋をわたって本丸へ。
その後、寛永時代に松平氏が藩主となってからの天守は3重5階の南蛮造りで四国最大でしたが、明治17年に老朽化のため取り壊されました。平成17年から天守台修復工事が行われています。
天守閣はまだ復元されていませんが、四国最大だとすればさぞ立派だったことでしょう。
右奥に見えるのがサンポート高松。こんな風景が見られるのも水城ならでは。
行き交う船を眺めていると、香川県は改めて美しいところだなぁと、ちょっぴり誇らしい気持ちになります。
こちらは園内側の窓からの眺め。お殿様になった気分です。
取材日のような天気のいい日には、園内の松の緑が青空に映え、とても気持ちがいいです。日曜の朝、贅沢な街中散歩もいいものです。
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さぬきマルシェinサンポート
開催時間 10:00-15:00
開催日 毎月第3日曜日(雨天の場合、第4日曜日に延期)
開催場所 香川県高松市サンポート西側通路
電話番号 087-813-1001(NPO法人アーキペラゴ)
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高松市立玉藻公園(史跡高松城跡)
開園時間 西門 日の出から日没まで(月によって開門時間が変わります。)
東門 7:00-18:00(4月~9月)/8:30-17:00(10月~3月)
休園日 12月29日~12月31日
住所 香川県高松市玉藻町2-1
電話番号 087-851-1521(玉藻公園管理事務所)