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丸亀市
おむすびのような三角形の山。香川県の印象的な風景のひとつにあげられます。県内に同じような形の山がいくつもありますが、その代表格なのが丸亀市と坂出市にまたがる「飯野山(いいのやま)」です。標高422mで新日本百名山および四国百名山にも選定され、地元では讃岐富士とも呼ばれて親しまれています。
飯野山は子どもからお年寄りまで幅広い登山客に人気です。登山ルートは、丸亀市の飯野町と飯山町、坂出市からの3ヶ所。今回は比較的傾斜もゆるやかで、初心者におすすめの飯野町から登ってきました。
飯野山は子どもからお年寄りまで幅広い登山客に人気です。登山ルートは、丸亀市の飯野町と飯山町、坂出市からの3ヶ所。今回は比較的傾斜もゆるやかで、初心者におすすめの飯野町から登ってきました。
飯野町の登山口(丸亀登山口)へは、瀬戸中央自動車道の坂出ICから車で約10分。公共交通なら、JR丸亀駅からコミュニティバス丸亀東線・三谷団地前行で約25分の「飯野山登山口」バス停で下車すると、徒歩数分で到着。ガードレールの看板に従って県道194号線から脇道へ入り、高松自動車道の下をくぐると左手に看板があるので、矢印の方向に進みます。
左手に神社を見ながら住宅街に入ると道が分かれていますが、看板が示す方向へ進んで行けば大丈夫。
道なりに進むと森の中に駐車場があります。先にも「弥生の広場駐車場」があるので駐車するならそちらがおすすめ。
弥生の広場駐車場から来た道を少し戻ると右手に石段があるので、看板に従って上ります。
数分進むと、野外活動センターと休憩所、トイレがあります。自動販売機もあるので水分補給用のドリンクを忘れずに。また休憩所付近の地図でルートを確認しておくと万全です。
休憩所からは石段と山林の2つのルートがありますが、どちらも約5分で同じ地点に合流します。今回は山林ルートを選びました。
道幅は充分広く対向の登山客とも楽にすれ違え、傾斜もなだらかで歩きやすいです。石畳や落ち葉がある場所はすべりやすいので注意。
登山道の各所には、分かりやすい案内看板があるので安心。分岐点にも必ず看板があります。
道の途中にはベンチが設置されているので、休憩しながら自分のペースで登りましょう。見晴らしの良い場所にあるベンチに座って眺める、地上の風景は格別です。
実は「飯野山」の頂上は木が多く、景色を楽しむなら6合目から8合目がおすすめ。丸亀市はもちろん周辺の善通寺市や坂出市など、方角毎に異なる眺めを楽しむことができます。
こちらは飯山町登山口からの合流点。大分頂上に近づいてきました。ちなみに飯山町からのルートは傾斜の急な道が多いんだそうです。
歩くこと約1時間、ようやく頂上が見えてきました。
山頂に着くとそこは意外に広く、立派な薬師堂がありました。立ち寄って帰路の無事をお祈りします。
山頂広場の周りには、しめ縄が巻かれた大きな岩や、大黒さんの石像、日本百名山の石碑に昭和天皇の歌碑など、様々なものがありました。
山頂から少し下りたところに展望台があるので、そちらへ向かいます。
こちらが展望台。
少し周りに木が多いですが、高いだけあって遠くまで見通せます。
展望台の近くにある巨石には、足の型をした凹みがあります。これは昔この周辺に住んでいた「おじょも」という巨人の足跡だと言われているそう。
展望台で休息した後下山。眼下に広がるパノラマを愛でつつ、ゆっくりと下りました。休息を挟みながら頂上までの往復にかかった時間は約2時間。道中ではすれ違う登山客からかけられた「もうちょっとで上に着くけんな」という言葉に心が温かくなりました。ルートによって難易度が違うので、他のルートからも登ることで何度も楽しめそうです。ぜひ「飯野山」に登ってみてください。
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飯野山
住所 香川県丸亀市・坂出市
0877-22-0331(丸亀市観光協会)
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飯野山
住所 香川県丸亀市・坂出市
0877-22-0331(丸亀市観光協会)