新春 和凧展
新春の催しとして、讃岐民芸館が所蔵する和凧17点を商工奨励館東館に展示します。
今回は、東館の高い天井を活かし、源義経の「八艘飛(はっそうと)び」や武蔵坊弁慶の「勧進帳」の大凧を展示するほか、『水滸伝(すいこでん)』に登場する顧大嫂(こだいそう)や児来也(じらいや)といった架空の人物を表現した「釣鐘凧(つりがねだこ)」、青森県の「津軽凧(つがるだこ)」や鳥取県の「倉吉(くらよし)いか」の凧絵など、勢いのあるタッチが特徴の和凧たちを集めました。
また令和8年の午年に合わせて、馬の郷土玩具と、梶原景季(かじわらかげすえ)が乗った黒い名馬「磨墨(するすみ)」を描いた「宇治川の戦い」の絵のぼりも併せて展示します。
今回、展示する凧の絵柄は、江戸時代に浮世絵や歌舞伎で庶民に愛されたキャラクターたちです。
日本の伝統的な凧絵を、新年の始まりにご覧ください。
◆開催概要◆
【会場】 栗林公園 商工奨励館東館
【期間】 令和7年12月27日(土)~令和8年2月1日(日)
【料金】 観覧無料 ※ただし入園料が必要
●顧大嫂(こだいそう) …中国の小説で四大奇書の一つである『水滸伝』に出てくる女性の登場人物。並の男30人を相手に戦ってもひけをとらない女傑。
●児来也(じらいや) …江戸時代後期の読本に登場する架空の盗賊であり忍者。現在でも映画や漫画、ゲームなどに登場している。