水族館 宇多津町

海に囲まれた四国。そこに息づく生き物を展示する四国最大級の「四国水族館」オープン

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2020年6月1日(月)、「四国水族館」がオープンしました。展示テーマは"四国の水景"。日本最大の内海・瀬戸内海、黒潮に育まれた生きものの宝庫・太平洋、最古の清流・四万十川…そこに息づく生きもたちの姿や生活を間近に体感することができる新スポット。これまでの水族館とはひと味違う"次世代水族館"に注目です。
四国水族館がある場所は、瀬戸大橋のたもとの町・綾歌郡宇多津町の臨海地。駐車場が完備されているので、車でのアクセスも便利ですが、JR宇多津駅からも徒歩12分という立地ですので、電車に乗って訪ねてみました。
JR宇多津駅の改札を出たら北口に向かいます。駅舎の天井に描かれた魚の絵柄に、期待が膨らみます。
北口を出たところの観光案内板で、四国水族館の場所をチェック!四国水族館はゴールドタワーの北側の臨海公園の中にあります。JR宇多津駅からは、ゴールドタワーを目指して、桜どおりをまっすぐ行けばいいので、迷うことなく行くことができます。
駅前のロータリーを右に向かって進むと、ゴールドタワーが見えてきました。後は、タワーを目印に桜どおりをまっすぐ臨海公園へと進みます。
ゴールドタワーが近づいてきました。タワーを越えて、右手を見れば、水族館はすぐそこです。
入館料は大人2200円、小中学生1200円、幼児600円、3歳未満無料。基本の開館時間は午前9時~午後6時ですが、夏休みなど午後9時までの延長営業を予定。また冬期は開館時間が遅くなるので、必ずお出かけ前にチェックを。
館内は2つのフロアに分かれています。1階は瀬戸内ゾーン、太平洋ゾーン、深海ゾーン、水遊ゾーンなどがあり、それぞれの生きものが自然界と同じような環境で展示されています。生きものにとって居心地がいい空間、負担が少ない環境、人のためではなく生きもののための水族館。それが四国水族館です。
太平洋ゾーンにある「綿津見の景」では、幅11m、高さ5.5m、水量650㎥の大水槽がお出迎え。世界最大の暖流・黒潮と、その先にある太平洋をイメージしています。スマ、マサバ、マダラトビエイなど約20種類の回遊魚が悠々と行き交う様子は、何時間見ていても飽きることがありません。
「神無月の景」では、ハンマーのような頭の形が特徴的なアカシュモクザメを展示。直径4.5mの巨大窓から見上げる感覚は、サメの生態を海の底からうかがっている気分。自分も魚になったつもりで臨場感を味わいましょう。
四国水族館には、水景を見る楽しみのほかに、アートに出会う楽しみも!美しい瀬戸内海の景色が望める開放感バツグンのデッキの後方には、香川県指定有形文化財にもなっている「衆鱗図」が壁画として展示されています。「衆鱗図(しゅうりんず)」は、高松藩第5代藩主松平頼恭の命より作られ、タイ、ヒラメ、サメ、フグ、エビ、タコなどの海の生き物が、図鑑のような精緻な表現と、画帖としての華麗な美しさを併せ持って描かれています。その中から、四国周辺に暮らす水生生物を中心に展示しているそうです。
大注目の「海豚プール」の周りは海に面したサンセットデッキ。元気に泳ぐイルカを見ながら、時間と共に移りゆく美しい瀬戸内海の景色を楽しめます。飼育員によるプログラムやイルカが自由にボール遊びをする様子を見られます。イルカ好きには必見です。
四国水族館の館内は飲食禁止。お腹がすいたら2つのカフェとレストランを利用できます。中でも2階にある「キッチンせとうち」は海に面したレストラン。気持ちいい景色に心が癒されます。見渡す海のその中で、リアルに営まれる生きものたちの生活に深い想いを巡らせながら…おいしい食事や飲み物を!
美しい水中世界をたっぷりと楽しんだ後は、ミュージアムショップで、お土産や感動の記念となるグッズを選びます。リアルなぬいぐるみや、今見てきた水景をイメージする日常使いできるバッグや文具のほかに、サメうどんや和三盆なども。

四国水族館は、それぞれの生き物が暮らしている環境を再現し、その様子や生態を様々な角度から見ることができ、また、アートな要素も取り入れた非日常空間。家族や友人と、また、時にはひとりでゆっくりと、瀬戸内の心安らぐ景観と自然の壮大さを感じに、何度でも訪れてみたい場所です。

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四国水族館
開館時間 9:00~18:00(最終入館は閉館の30分前まで)
     ※GW、夏期には延長営業を予定
定休日 無休(メンテナンス休館あり)
入館料 大人2400円、小中学生1300円、幼児600円、3歳未満無料。
住所 香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4
電話番号 0877-49-4590
駐車場 水族館近隣の有料駐車場をご利用ください。なお、駐車場は台数に限りがありますので、混雑が予測される日は、公共交通機関をご利用になるか、乗り合せのうえご来場ください。

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