思い出もっと、 とっておき体験 東かがわ市

思い出もっととっておき体験  動物たちがすぐそこに!しろとり動物園

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東かがわ市にあるしろとり動物園は、全国に数園しかないという私立動物園のうちの一つ。そのしろとり動物園では、動物たちと“想像以上に”触れ合えると聞き、さっそく訪ねてみることにしました。
高松市中心部から国道11号線を東に1時間ほど車で走ると到着します。看板を頼りに進むと、ゴリラのオブジェが出迎えてくれます。
駐車場に車を停め、園内に入ります。
看板をよく見ると、「クジャクやうさぎなどが(中略)駐車場内や園内を自由に歩いています」と気になることが書いてあります。動物園の入園口までにも、たくさんの犬たちやポニーが出迎えてくれて期待が高まります。
入場する前に、こちらの看板で今日のイベントをチェック。
動物たちの体調などを見ながらの開催となるため、日によってプログラムも変わるそうです。園内放送でも案内されますので、聞き逃しのないように。
入場してまず買い求めたのが、入ってすぐの屋台にある「バケツdeごはん」。季節によって変わりますが、動物たちの好むフルーツや野菜が盛り合わせになっています。ちなみに、これらの餌を食べない動物もいるので、貼られている案内書きを必ず確認しましょう。
受付では、他に犬の餌や、スナック状の餌も販売しています。また、園内各所に野菜スティックの無人販売がありますので、手持ちの餌がなくなったらいつでも追加購入が可能です。
 
と、ここで、ようやく放し飼いのうさぎに出会えました!
人が歩いていても怖気付くことなく、自由に園内を走り回っています。
園長の松村さんによれば、現在しろとり動物園にいる生き物は72種類。キリンやゾウなど、人気の大型動物から、トラやライオンなどの猛獣類、うさぎやミーアキャットなどの小動物など、色々な動物たちとその子供にも出会うことができます。
 
まず始めに訪れたのは、犬やヤギによるショー「どうぶつ学園」。
会場のステージの上で、スタッフの方の声かけのもと、ジャンプなどの特技を披露してくれます。
この日は出演していた犬のやる気が途中でなくなってしまうというハプニングも…。
そののんびりとした空気と、動物らしい姿も魅力です。
 
次に向かったのはヤギやシカなどがいる傾斜地。この傾斜地からは瀬戸内海を望むことができ、ロケーションが最高です。
柵沿いに進んでいると、「メェー」と鳴きながらヤギたちがわらわらと寄ってきます。どうやら餌を求めているようなので、手元のバケツから野菜をあげてみました。
傾斜地を下ったところには、前をじっと見つめて立つアカシカのつがいがいました。
オスの角は大きくて立派で、彫刻作品のような美しさ。間近に見上げることができるので、アカシカの想像以上の大きさに驚きます。2頭がぴったりと寄り添う姿に心が温かくなりました。
 
園内では他にも、生後間もない赤ちゃんヤギたちや、ペリカンといった鳥類、水浴びをする大きなカバなど、多種多様な生き物を間近に観察することができます。
  • しろとり動物園提供

    しろとり動物園提供

続いての見どころはこの通路。何の変哲もない檻に見えますが、実はここにいるのは…
そう、ライオンやトラなどの猛獣たちなのです。
  • しろとり動物園提供

    しろとり動物園提供

  • しろとり動物園提供

    しろとり動物園提供

  • しろとり動物園提供

    しろとり動物園提供

猛獣類は夜行性なので、日中はリラックスしていることが多いそう。なお、8月16日まで開園時間を20:00まで延長(入園は18:30まで)するので、活発に活動する夜の姿が見られそうです。
 
 
他の動物園であれば、猛獣類のいるところと私たち観覧客のいるところの間は、深い溝や堀のようなもので隔てられていることが多いもの。手の届きそうなこんな近距離に大型の猛獣たちがいると思うと、かなり緊張してしまいます。
 
 
時折トラやライオンと目が合ってしまうと、こちらを見透かしているかのような眼差しにドキっとさせられます。
しろとり動物園では、放し飼いにされていたり、触れ合えるように繋がれているだけの動物たちがたくさんいたりします。また、檻に入っている動物たちでも、この猛獣類のように観覧客との距離が近いのが特徴です。タイミングが合えば、生まれたばかりのトラやライオンの赤ちゃんを抱っこすることもできるそう。
 
園長の松村さん曰く、先代園長が「動物たちと身近に触れ合って、命の大切さを感じてもらいたい」という想いから、現在のような飼育スタイルになったのだそう。自由に餌をあげることができるのも(一部動物は除きます)、まさに動物たちとコミュニケーションできるようにするため。
たとえば、ゾウの檻にもその想いが反映されています。
観覧客が立つ台と檻との距離は2mほど。手が届きそうなほどの近距離で、実際に鼻先まで餌を渡してあげることができます。
ゾウの長い睫毛や、独特の肌の質感まで間近に観察することもできるのです。
松村さんによれば、園内の動物の多くは比較的人間にも慣れているそうで、このゾウもどことなく人懐っこく感じました。観覧客が通りかかると長い鼻をぶらぶらと振り、まるで挨拶をしてくれているようです。
続いて向かったのは、この日の目玉でもあるキリンの餌やり。
2019年からしろとり動物園に仲間入りしたというキリンは、一番奥のエリアにいます。下から見上げるキリンは大迫力!
餌やりをするときは、キリン舎を囲うフェンスの横を、キリンの顔と同じ高さまで階段で上がっていきます。その高さは、建物の2階ほど。
さっそく餌やり体験です。今回は体験の様子を見せていただきました。
子どもたちの身体ぐらいの大きさがあるキリンの頭。目は大人の握りこぶしほどもあります。
下から見上げると頭が小さく思えますが、近くで見るとその大きさがよく分かります。スティック野菜を渡すと長い舌で絡めとるように食べていました。小さな子どもたちにはちょっと怖かったようです。
 
 
その後、園内を歩いているとふと視線を感じたので、振り返ってみると…
タカの仲間やフクロウの仲間など、猛禽類がこちらをじっと見ていました。

人間を見かけると一目散に駆け寄ってくるや否や、
 
足下に来て餌をおねだりするヤギたちもいました。
他にも、愛らしいカワウソと“握手会“をしたり、カモやひよこなど鳥の赤ちゃんやミーアキャットと触れ合えたり…。どこを見渡しても、動物たちを間近に感じられます。
しろとり動物園は自然豊かな地域にあるため、放し飼いのウサギは天敵であるタヌキやハクビシンなどの野生動物に狙われることもあるのだそう。しかし、ウサギたちは繁殖期になると自ずと猛獣園舎の下の地面に巣穴を掘り、こうした外敵から身を守っているのだとか。
 
また、駐車場周辺を自由に歩き回るクジャクも、それぞれに縄張り意識が強く、自分の縄張りを大きく離れて遠くまで移動してしまう心配は少ないのだそうです。しろとり動物園では、野生さながらの営みが繰り広げられているのです。
 
さらに、「zooワーケーション」も始まり、仕事をしながら合間に動物との交流を楽しみながら、気分転換にもなれます。

のびのびと生きる動物たちと触れ合う中で、言葉が通じなくても、眼差しやその動きで意思疎通できているように感じました。1日ではとても観察しきれないほど、色々な動物たちに出会えるしろとり動物園。一度と言わず、何度でも訪ねたくなるスポットでした。
 
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しろとり動物園
営業時間 9:30-17:00(入園は16:00まで。季節により若干異なります。詳しくはお問い合わせください)
※8月16日まで20:00まで延長(入園は18:30まで)
定休日  なし
住所   香川県東かがわ市松原2111
電話番号 0879-25-0998
入場料  大人(中学生以上)1,300円・小人(3歳以上)600円

※「zooワーケーション」についてはお問い合わせください
電話番号 0879-25-0998
https://peraichi.com/landing_pages/view/zoowork/

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