面積2.62㎢、人口125人の小さな島「女木島」。1年を通して風が吹き、特に冬は「オトシ」と呼ばれる海水交じりの強風が集落に吹き付けるため、その風から家を守る石垣「オオテ」が海岸に並びます。2016年からは《女木島名画座》、2019年からは《ピンポン・シー》など、島民や来島者が利用や買い物ができる作品が増えています。特に女木島名店街は作品とお店がパワーアップしています!作品は港周辺の集落に点在しているので、歩いて巡るのがおすすめ!
注目は夏会期から新たに公開された、ニコラ・ダロ《ナビゲーションルーム》。女木島東海岸にある旧海の家にあり、架空の海を渡る航路を見つけるための航海装置をテーマにした、機械仕掛けの作品が展示されています。オルゴールからは12のオリジナル曲が繰り返し流れ、それら全ての曲は天井に向かって走る長さ12mの厚紙シートに刻みこまれています。中央の遊び場のような装置はオルゴールの曲と連動して動き、航海図と3つの動くディスクが交差し、天体の動きや太陽光の減衰を表しています。
芸術祭というイベントの運営に携わるのが初めてだったという小菅さんにとって、「こえび隊」のサポートスタッフとして過ごした5日間は、すべてが学びに繋がったそう。来年開催される「奥能登国際芸術祭2023」では、今回の学びを生かすとともに、訪れた人には珠洲市の魅力を知ってもらいたいと、力強く話してくれました!
次回は、小菅さんが「奥能登国際芸術祭」の魅力をナビゲート!
2つの国際芸術祭をめぐる旅~後編:奥能登国際芸術祭(ART Oku Noto 2022)~をお楽しみに!
<プロフィール>
≫瀬戸内国際芸術祭公式HP
奥能登国際芸術祭2023
期 間:2023年9月2日(土)~10月22日(日)
≫奥能登国際芸術祭公式HP
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