必見必食! ときめきグルメ 高松市

瀬戸内まるごと握り寿司

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香川県の秋冬の旅キャンペーン「さあ!香川キラリ旅」では、香川を満喫していただくため、「絶景」と「美食」をテーマに様々な企画をご用意しています。
「瀬戸内まるごと握り寿司」は、2020年10月1日(木)から2021年3月8日(月)まで、香川県下の飲食店で瀬戸内の魅力をまるごと楽しめるお寿司 を味わうことができる企画です。
さあ!香川キラリ旅 公式サイト:https://kirari.my-kagawa.jp/
瀬戸内まるごと握り寿司 公式サイト:https://www.kensanpin.org/umaimon/nigirisushi /

瀬戸内海の地魚をはじめ、香川県産食材のみのネタでつくったお寿司メニューを味わってもらう取り組みで、香川県内40店舗が参加しています。さっそく、香川県の食の魅力を体感するべくお寿司を食べられるお店を巡ってきました。

「瀬戸内まるごと握り寿司」には『香川県鮨商生活衛生同業組合』の加盟店から4店舗が参加し、香川県を代表する食材、オリーブハマチ、車海老、オリーブ牛を使った「三種の特選にぎり」を提供しています。
 
まず1店目にご紹介するのは、地元の人から愛され続ける「寿司処福家(ふくや・以下福家)」。高松市瓦町駅、片原町駅から徒歩6分のフェリー通り沿いにあります。
こちらでは、この道51年の大将福家(ふけ)さんが、自ら目利きした瀬戸内の鮮魚を中心に握っています。
シャリに使う合わせ酢には地元の和三盆糖が使われています。ネタに馴染む上品な甘さに仕上がるそうで、人肌に保温できる寿司桶で準備されていました。
「福家」の「三種の特選にぎり」では、オリーブハマチ、天然の車海老、オリーブ牛に加え、香川県産アナゴの全4種から3種を選べるとのこと。今回は、オリーブハマチ、オリーブ牛、香川県産アナゴをいただきました。
オリーブハマチは少量の醤油でいただきます。オリーブハマチの握りを口の中に入れると、シャリがほどけてハマチの旨みと合わさります。
オリーブ牛の炙りにはわさびが添えられ、塩が少し振られているのでそのままいただきます。肉厚なのにふっくらと柔らかなオリーブ牛は、口の中でとろけるようになくなっていきます。
アナゴはタレが塗られているのでそのままいただきました。このタレは旨みの凝縮した特製品。焼きたてのふわふわ食感とともに広がるアナゴの風味が絶品です。
どの寿司も繊細で奥行きあるネタ本来の味わいが口の中に広がり、お腹も心も満たされます。
おいしいお寿司を堪能していると、大将が「瀬戸内まるごと握り寿司」のネタ以外にも「今なら、サワラ、こはだ、いわし、アジ・・・などの光りものがおいしいよ」と旬のネタを教えてくれました。
まながつおの味噌漬けやふぐの唐揚げ、焼き松茸など「福家」の季節のおすすめの一皿も数多くあり、酒は四国の銘柄が揃っています。
アットホームな雰囲気を楽しむことができるカウンターはお一人様にもおすすめ。奥にはテーブル席が一つあります。
 
本格的な寿司店は入るのに緊張してしまいそうですが、大将、女将さんともに温かく迎え入れてくれるので初めてでも安心しておいしいお寿司を楽しむことができるお店です。気になるネタがあれば、なんでも気軽に聞いてみてください。
 
 
2店目に紹介するのは、ホテル「パールガーデン」にあるレストラン「瀬戸の花」。
「瀬戸の花」では、気分に合わせて日本料理とフランス料理から選ぶことができます。ランチは、月・水・金曜日が洋食ランチ、火・木・土曜日は和食ランチの日替わりメニュー。さまざまなシチュエーションで利用することができます。
こちらでは、17:00〜21:00(ラストオーダー20:30) のディナータイムのみ「瀬戸内まるごと握り寿司御膳」を注文することができます。香川県産の魚介や牛肉を使用した握り寿司が7種に、季節の食材を使った天ぷらの盛り合わせと土瓶蒸し、小鉢がセットになっています。
10月中旬に訪れた時の握り寿司のネタは、オリーブ車海老、オリーブハマチ、オリーブマダイ、オリーブ牛、讃岐でんぶく、アナゴ、赤貝とすべて香川県産です。
車海老は低温で火入れをしているそうで、存在感がしっかり味わえる一貫。添えられた木の芽とともに口に運べば、さわやかな風味が車海老の旨みとともに広がります。
さっぱりとしていながら脂の乗った肉厚なオリーブハマチとプリプリの讃岐でんぶくは、香川県産すだちを絞ってもおいしくいただけます。
オリーブマダイにはウニが添えられており、ほんの少しの醤油をつけていただきました。あっさりとしたオリーブマダイと濃厚なウニが好相性で贅沢な味わいです。
オリーブ牛にはゆず胡椒が添えられていて、ピリッとした辛味に芳醇なゆずの香りが広がりアクセントになっています。
他にも、甘いタレのかかった県産アナゴはふわふわで香ばしく、鮮やかな紅色の赤貝はコリコリとした食感にしっかりとした甘みと磯の風味が感じられます。7種の握り寿司は、彩りも豊かで、様々な食感や風味があり、五感で瀬戸の恵みを味わい尽くすことができます。
 
 
寿司用の醤油は、オリジナルの配合でつくられているもの。醤油の風味がよく、ほんの少しつけることで、ネタのおいしさを引き立てます。



鯛の形のくぼみがついている醤油皿で提供され、遊び心を感じました。
土瓶蒸しは、今が旬の松茸に、小豆島産の鱧と海老が入っています。今後、季節に応じて、ズワイガニやマダイ、カワハギなどに変わるそうです。
スタッフの方が「土瓶にすだちを加えてしまうと味が決まってしまうので、小皿に少しずつ絞って変化を楽しんでください」と味わい方を教えてくれました。
まずは松茸と海老の旨みがギュッとつまっただしを味わい、その後、すだちを絞っていただくと、風味豊かな松茸に爽やかな酸味が加わって、奥深い味わいに。日本酒にも合いそうです。
 
天ぷらは、さくさくの衣にしっとりぷりぷりの海老天を始め、さつまいもやかぼちゃなど旬の野菜がカラリと揚げられています。こちらも季節により変わるそうです。
 
握り寿司とともに本格的な日本料理を味わうことができる御膳でした。
 
店内は、個室、テーブル席、カウンター席があり、落ち着いた雰囲気です。
予約必須ではありませんが、事前に予約をしておくとスムーズに入店できるとのことです。
カウンター席は料理人との会話も楽しむことができるため人気の席だそうです。
中庭を望む席もあり、ホテルレストランならではの落ち着いた雰囲気の中でゆったりと食事を楽しむことができるお店です。
 
 
最後に訪ねたのは、歴史ある建築物の中で食事ができる「讃岐 牟礼の里 饂飩(うどん)料理 郷屋敷(ごうやしき・以下郷屋敷)」。
高松市街からは東へ車で約25分の高松市牟礼町にあり、白い外壁に大きなもみの木が目印です。
郷屋敷でいただけるのは特製の「押し寿司」。
 
香川県の郷土料理である“押し抜き寿司”を、料理長・滝野さんが現代的にアレンジしたもの。
伝統的な押し抜き寿司では使用する具材がある程度決まっていますが、この「押し寿司」ではその季節のおいしい食材を自由に使用しているのが特徴です。
料理長独自のレシピをもとにしっかりと酢締めにした鰆は、しっとり感があり旨みが凝縮された味わい。
上に乗る魚は鰆だけでなく、鰤や鯛など季節によっておいしいものを使用していくそう。
 
他に彩り豊かな季節の野菜と、なんと柿も乗っています。
なんでも、フルーツの酸味や甘みは寿司飯とよく合うんだそう。
みずみずしいフルーツの食感がアクセントになっています。
 
 
秋に旬を迎える梨や、季節によってはシャインマスカットを取り入れることもあるんだとか。キャビアやとんぶりなどと相性がいいのだといいます。
ちなみにこちらの写真は梨が乗ったもの。
素材の組み合わせによっては、仕上げに香川県の名産であるオリーブオイルをかけることも。
 
実はこの“押し寿司”、本来は会席料理のコースのときに料理長がたまに出しているという一品。いつも食べられるわけではないレアなメニューを、「瀬戸内まるごと握り寿司」開催中はいつでもいただくことができるんです。
 
季節を感じる器とあしらいも楽しみの一つ。
具材はその時々で変わるので、期間中に何度か来てみるのも良いかもしれません。
 
 
「郷屋敷」で忘れてはならないのがうどん。
「お腹いっぱい食べてほしい」という女将・三野暉子さんの想いから、名物の「和里子(わりご)」コースのうどんはお替わり自由なんです。
 
 
コース料理以外にも、手軽な単品のうどんもあります(単品はお替わり不可)。
その中でも代表的なのが「山海うどん」。その名の通り、海の幸と山の幸を取り合わせたうどんです。
えびや野菜の天ぷらに、山芋のとろろ、卵が乗った贅沢なうどんです。
サクサクとした揚げたて天ぷらに、海苔の風味やとろろと卵のまろやかさも相まって食べごたえ満点。
もちろん、しっかりとコシのあるつややかな麺と風味豊かな出汁もおいしく、満足できる一杯です。
 
 
四季折々の美食とともに忘れてはならないのが「郷屋敷」の建物。
実は国指定登録有形文化財に指定されています。
初代当主の柳次郎氏はおよそ250年前に今の牟礼町に移り住み、その後四代目当主・半三郎義勝は、苗字帯刀を許され高松藩から「与力」の命を受けるなど、一帯の行政や司法、警察の任を司り、高松藩に仕えてきました。
 
「与力」とは鎌倉時代には力を与(とも)にして加勢する人を意味し、江戸時代には上官を助ける職制として設けられた役職のことです。 
 
以来周辺の人々から「与力屋敷」 として親しまれてきたというこの屋敷。人望の厚い文化人であった半三郎義勝を訪ねる人は後を絶たず、交流の場としても栄えたのだといいます。
そんな「郷屋敷」ですが、現在の日本料理店の姿になったのは38年前のこと。「この素晴らしい空間を多くの人に味わってもらいたい」と女将の自邸だったこの屋敷をお店として開放することにしました。
「郷(ふるさと)に帰ってきたような気持ちになってほしい」「お客様を、また『お帰りなさい』とお出迎えできる店でありたい」との想いからこのように名づけられたといいます。
香川県らしさを大切にし、うどんはもちろんのこと「押し寿司」や旬の魚、オリーブ牛やオリーブ地鶏の焼き物なども提供しています。
 
 
「歴史を経た調度品や建物は、お金に換えられない価値あるもの。そんな空間で、おいしいお食事とともに時を忘れてくつろいでほしい」と滝野料理長は言います。
 
例えば襖の書画は、各界の著名人や文化人がかつてこの屋敷を訪れた際に書き残したもの。今でも研究のために専門家が訪ねてくるほど、貴重なものも多いのだとか。
シンボルツリーのもみの木は樹齢200年以上、庭の灯籠に使われている庵治石もおよそ200年前の最高級のもの。
もともと離れだったという中庭をはさんだ別棟 は、日本家屋の心地よさを残しながらもモダンな設えに。
裏庭の緑が机に写り込む開放的な空間です。
敷地内には他に、「茶房 古遊楽(こゆうらく)」があります。「古遊楽」の店内はかつてお手伝いさんが寝泊まりしていた場所を、売店は馬小屋をそれぞれ改装してできた建物なのだそう。
「古遊楽」では抹茶や和菓子などの甘味に、単品のうどんもいただくことができます。
香川県の伝統工芸品である香川漆器の器や盆なども販売。
香川県のさまざまなお土産も揃っています。
風雅なひと時を過ごすことのできる「郷屋敷」。
旬の素材をぎゅっと取り合わせた「押し寿司」はもちろん、うどんや会席も楽しんでみたくなるお店でした。
 
 
「瀬戸内まるごと握り寿司」に参加している店舗は全部で40店。
県下全域の各地の飲食店で、創意工夫を凝らした個性豊かなお寿司を味わうことができます。
提供されるお寿司は握り寿司以外に、押し寿司やちらし寿司、いなり寿司など種類も様々。
季節によって変わるネタも楽しみの一つです。
 
店舗検索や詳細なメニューについては公式サイトを要確認。
期間中、色々なお店をめぐって香川県の“おいしい魅力”をもっと味わってみたいと思います。
 
 
瀬戸内まるごと握り寿司 公式サイト
https://www.kensanpin.org/umaimon/topics/project/19491/
 
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寿司処 福家(ふくや)
営業時間 17:00-23:00
定休日  月曜日
住所   香川県高松市古馬場町6-15
電話   087-823-9356
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レストラン 瀬戸の花(ホテルパールガーデン内)
営業時間 ランチ 11:00-14:00
     ティー 14:00-17:00
     ディナー 17:00-21:00(L.O. 20:30・2020年10月現在、短縮営業中)
     ※モーニングは宿泊者のみ対象
住所   香川県高松市福岡町2-2-1
電話   087-821-8500
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讃岐 牟礼の里 饂飩(うどん)料理 郷屋敷(ごうやしき)
住所   香川県高松市牟礼町大町1987
営業時間 月曜日~金曜日 11:00~15:00(L.O. 14:30)/17:30~21:00(L.O. 20:30)
土曜日・日曜日・祝日 11:00~21:00 (L.O. 20:30)
定休日  年末年始(年によって変動あり)
電話番号 087-845-9211
https://goyashiki.co.jp/
 
茶房 古遊楽
※郷屋敷に準ずる
 
 

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