• 佐柳島から隣に浮かぶ無人島・小島(おしま)を望む
    佐柳島から隣に浮かぶ無人島・小島(おしま)を望む

佐柳島(さなぎじま)

多度津港からフェリーに乗り、高見島経由で1時間ほどでアクセスできる佐柳島(さなぎじま)は、多度津港の西北14.8kmの沖合に浮かぶ島です。幕末には数名の島民が勝海舟の咸臨丸の乗組員になったり、坂本龍馬の海援隊の志士となって活躍しました。島には日本の葬送の風習を知るうえで貴重な「両墓制」という墓制が残っています。また、高登山山頂にある大天狗神社、本殿奥の岩肌に刻まれた大天狗の像を参詣すると、捜し物が見つかると言われています。
なくし物を見つけてくれる天狗様を祀る
佐柳島に来たら、ぜひとも会っておきたい天狗様が祀られている神社。こちらの天狗様にお願いするとなくし物を見つけてくれるという言い伝えが残っています。367段続く石段の参道は、勾配がきつくなっているところもあるので、登り降りには少し気をつけて。振り返れば、美しい瀬戸内海の風景が、疲れた体を癒してくれますよ。
  • 大切なものをなくしたら、天狗様にお願いしてみては?

    大切なものをなくしたら、天狗様にお願いしてみては?

日本の埋葬史を知る貴重な手がかり
両墓制とは、遺体を埋葬し人形(ひとがた)を立てる「埋(うず)め墓」と、集落に近い場所に石塔を立てる「参(まい)り墓」を分けて弔う日本の古来の墓制習俗です。

佐柳島長崎集落にある埋め墓は、現存する両墓制としては日本最大規模で香川県の有形民俗文化財に指定されています。日本の埋葬の歴史を知るうえで、大変貴重なものになっています。
  • 長崎集落の埋め墓

    長崎集落の埋め墓

アクセス
多度津港から船で約50分

【島内での移動】
バス等の公共交通機関もありませんので徒歩になります。
本浦と長崎の2つの集落間の移動は、海を見ながらゆっくり歩いて約30分です。

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